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kapatirantko

フィリピンホームステイ

更新日:2023年9月13日

フィリピン・ルソン島の北にバルバラサンという小さな聖公会の村があります。

電気も電波もない、TVも電話も使えないようなところです。

郵便局も病院も警察署もありません。

マニラから飛行機を乗り換えて、約1時間。

そこから車で4時間くらいの場所です。

途中、台風の後の土砂崩れで道が埋まってしまい、

結局6時間かけて無事、バルバラサンに到着。


大学生2名とスタッフもそれぞれ村の人々の家にホームステイをし、

現地の方と生活を共にします。

台風が過ぎたばかりのフィリピンでは、物流が止まってしまい、

十分な食糧のない中、現地の方々は私たちを暖かく迎えてくださいました。


今回は、豚の餌づくりや、豆剥きをお手伝いし、

川に洗濯にいったり、村の子どもたちと遊んで過ごしました。

スケジュールの都合で、村には3日間しか滞在できませんでしたが、

私たちが村を離れる朝、7歳のブリアナがビニール袋を神﨑司祭に手渡します。

中には白い小さな貝殻が2つ。


「僕が貝殻が好き。集めてるんだ、と話したからだ!」と神﨑先生は大喜び。

キレイな白い貝殻は、もしかしたらブリアナの大切な宝物だったのかもしれません。


東京と正反対の生活をしている村人たち。

雨が降れば、その場を動けません。

雨宿りをしている間、大学生がぽつり、ぽつりと語りだします。


小さな頃、とてもさみしかったこと。

お母さんと離れる決断をしたこと。

完全に自分の力で生活していくことがとても苦しいこと。

今、またお母さんとの関係を築こうと努力していること。


フィリピンでの時間の流れ方に身を任せながら、

私たちは村人と、仲間と、少しずつ心を通わせる時を持ちました。

フィリピンで交わった方々、このホームステイを実現するために

日々カパティランに支援してくださっている方々に、

心から感謝しています。ありがとうございます。











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